
ハイパー神社
「ハイパー神社」は日本・アジア文化において「アニミズム/八百万の精神」の一言で片付けられてしまう思想の根幹をより深くまで紐解き、現代において「カミ」となりえるデジタル拡張子のキャラクター化を行う、現代美術家・たかくらかずきによる参加型NFTアートプロジェクトです。






プロジェクト概要
参拝で進化する、デジタル拡張子のカミ
ハイパー神社は15種類のデジタル拡張子(jpg, png, gif, mov, xls, zip, pdf, html, ppt, obj, doc, mp3, svg, txt, exe)を神格化し、キャラクター化したNFTシリーズです。15種のカミ×30色、全450体で構成され、購入者は「ハイパー神主」としてweb上のオンライン神社に自分のカミを祀ることができます。神社のURLを公開すれば誰でも参拝でき、参拝数に応じてカミは「明神」「大明神」「大御神」の3段階に進化します。
コンセプト
多様なキャラクターの博物学的バリエーション、形が変化すること、目に見えないものを崇拝すること。これらは自然崇拝的な土着神道とインド・ヴェーダの宗教から形を変えて日本に入った仏教が混じり合う日本独特の宗教観であり、さまざまな自然神、妖怪や密教仏などの歴史を経て、現代におけるキャラクターカルチャーまで脈々と続いている美学です。その文化は「見えざるものをいかに可視化するか」という「依代」の美学とも言えます。NFT・ブロックチェーンを現代の「依代」として用い、データ社会におけるアニミズムを再構築する試みです。
シリーズ展開
メタバースからインスタレーションまで、7つのハイパー神社
2023年のNFTリリース以降、プロジェクトは多様なかたちに展開しています。NFTホルダー限定の2Dメタバース「ハイパー神社(祭)」では、カミをアバターとして互いに「ケガレ」を集める遊びが展開されるほか、賽銭箱型コントローラーで鬼を操作するインスタレーション「ハイパー神社(鬼)」(SusHi Tech Square)、五・七・五の言葉を集めて奉納するゲームアート「ハイパー神社(蛇)」(NTTインターコミュニケーション・センター)、別府・竹瓦温泉での「ハイパー神社(湯)」など、展示・発表が続いています。
総本山「ハイパー神社6D」(香川県・直島)
2025年5月には、シリーズの総本山となる石造りの実体神社「ハイパー神社6D」が香川県・直島の旅館「ろ霞」の庭園に建立されました。地元の石材業者と共同制作した石碑には、漢字をバイナリに変換した紋様と15拡張子の神々を描いた美濃焼タイル画が刻まれています。石碑のQRコードを読み込むと、ARで社殿が立ち上がり、NFTホルダーは参拝やレベル上げが、非ホルダーもスマートフォン内の画像を祀って参拝ができます。あらゆるデジタルデータを祀る「デジタルデータ信仰の聖地」として、今後も継続的に公開されます。